カツ丼は丼ご飯の上にトンカツや玉ねぎ、卵を乗せた日本料理のことです。親子丼や牛丼と並んで知名度の高い丼料理であり、トンカツを専門としたお店の他に、レストランや蕎麦屋などの外食店で提供されます。

今回はそんなカツ丼のカロリー、糖質、脂質を紹介しましょう。

カツ丼のカロリーは高め？太る？痩せる？

まずはカツ丼のカロリーから見ていきましょう。カツ丼はご飯の上に味を付けたトンカツと玉ねぎ、卵を乗せた料理ですから、下記のような材料から作ることができます。

カツ丼の材料	カロリー
ご飯（200g）	336kcal
トンカツ（1枚120g）	413kcal
玉ねぎ（30g）	11kcal
卵（1個60g）	91kcal
醤油（10g）	7kcal
みりん（5g）	12kcal

一般的に丼料理は具材のカロリーがご飯のカロリーを下回ることも多いのですが、カツ丼の場合は揚げの工程で油をたっぷりと吸収したトンカツと卵が乗るため、明らかに具材の方が高カロリーです。

上記の数字を合計することでカツ丼1杯のカロリーが分かります。

• カツ丼のカロリー：870kcal/1杯あたり

なんと、カツ丼は1杯で870kcalもある料理です。成人女性なら1食あたり600kcal前後、男性でも700kcal程度の摂取が限界とされますから、運動量などを増やさずにカツ丼を食べてしまえば肥満に繋がる可能性が高いでしょう。

もちろん、1杯のカロリー量はレシピによって左右しますが、トンカツとご飯の組み合わせである以上、それなりのカロリーは持つと考えるのが無難です。

カツ丼の糖質は？糖質制限ダイエット向き？

次にカツ丼の糖質を見ていきましょう。まず、各材料の糖質は以下のようになります。

カツ丼の材料	糖質
ご飯（200g）	73.6g
トンカツ（1枚120g）	7.3g
玉ねぎ（30g）	2.2g
卵（1個60g）	0.2g
醤油（10g）	1.0g
みりん（5g）	2.2g

丼物だと普通よりご飯の量が多くなることもあり、とにかくご飯の糖質が高いです。上記の表からも分かるように、カツ丼の糖質の8割程度はご飯が有しています。

上記の数字を合計するとカツ丼1杯の糖質が分かります。

• カツ丼の糖質：86.5g/1杯あたり

糖質制限を既に行っている方ならお判りでしょう。1杯で糖質を80g以上も含むカツ丼は確実に糖質制限向けとは言えません。スタンダード糖質制限なら1杯で2食分以上の糖質を摂取することになりますので、基本的に摂取は避けておきましょう。

幸いにも、ご飯以外の材料については糖質が低く、一般的なトンカツなら1枚あたり7g前後しか糖質を含みません。そのため、ご飯を除いたカツ丼の具なら糖質制限中にも食べることができます。

どうしてもご飯が食べたいという方はこんにゃく米のようなものを用意するか、豆腐を崩したご飯もどきで代用しましょう。

カツ丼の脂質はどのくらい？

次にカツ丼の脂質を見ていきましょう。まず、各材料の脂質は以下になります。

カツ丼の材料	脂質
ご飯（200g）	0.6g
トンカツ（1枚120g）	32.4g
玉ねぎ（30g）	0.0g
卵（1個60g）	6.2g
醤油（10g）	0.0g
みりん（5g）	0.0g

トンカツはもともと脂質の高い豚肉を油で揚げるため、1枚あたり30g以上も脂質を含んだ非常に高脂質な食品です。他の食材についてはそう脂質を含まないものの、トンカツのせいでカツ丼の脂質は高くなります。

上記の数字を合計するとカツ丼1杯の脂質が分かります。

• カツ丼の脂質：39.2g/1杯あたり

よく言われる1食あたりの脂質摂取量が16～20g前後ですので、カツ丼1杯だと2食分かそれ以上の脂質を摂取することになります。脂質をセーブすることでダイエットを目指している方には、この脂質量は辛いところです。

自分で作る場合は脂身の少ない豚肉を使おう

カツ丼のカロリーが高くなる理由のひとつに、脂身が多くカロリーの高い豚肉が使われるため、というものがあります。一般的なレシピに用いられる豚ロースは100gあたり263kcalと19.2gもの脂質を含むのです。

そこで、自分でカツ丼を作るなら豚肉をなるべく脂肪分が少なく低カロリーな部位へと変更しましょう。代表的な部位としてはヒレでしょうか。豚ヒレなら100gあたり115kcalと1.9gの脂質しか含みません。

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