モンブランはマロンクリームの上に栗の甘露煮などを乗せた栗づくしスイーツのこと。その名前はアルプス山脈のモンブランからきており、フランス語において「白い山」を意味しています。トッピング方法やレシピが多く、スイーツ店ごとに見た目は様々です。

今回はそんなモンブランのカロリー、糖質、脂質を紹介します。

モンブランのカロリーは高め？太る？痩せる？

数多く存在するレシピの一例ではありますが、モンブランは以下のような材料から作られます。

材料	カロリー
薄力粉（10g）	37kcal
粉糖（11g）	42kcal
バター（11g）	84kcal
栗の甘露煮（55g）	131kcal
ホイップクリーム（13g）	55kcal
生クリーム（17g）	74kcal

本来はもう少し多くの材料が使用されるのですが、今回は分かりやすいよう、使用量が少ないものについてはカットしています。そのため、今回の数字はあくまでも目安のひとつだと考えてください。

上記の数字を合計すると、モンブラン1個のカロリーが分かります。

• モンブランのカロリー：423kcal/1個あたり

栗の甘露煮のカロリーが高いうえ、クリームがたっぷり使われますからモンブランのカロリーは高くなりがちです。ショートケーキやチーズケーキよりも高く、ケーキ類の中でも特に高カロリーな部類ですので注意が必要でしょう。

1食のカロリーとは言わないものの、1食分の2/3くらいはありますからダイエット中なら控えておくのが無難です。それか、朝食のカロリーを抑えるなどして1日分のカロリー量を調整してください。

ちなみに、マロンクリームの量によっては上記の数字を上回る可能性は十分にあります。既製品であればカロリー量の記載が無いか確認してから購入しましょう。

モンブランの糖質は？糖質制限ダイエット向き？

次に材料別の糖質を見ていきましょう。

材料	糖質
薄力粉（10g）	7.3g
粉糖（11g）	11.0g
バター（11g）	0.0g
栗の甘露煮（55g）	29.7g
ホイップクリーム（13g）	2.3g
生クリーム（17g）	0.5g

上記の数字を合計することでモンブランの糖質が分かります。

• モンブランの糖質：50.8g/1個あたり

ご存知の方も多いようにスタンダード糖質制限の場合は1食あたり40gまでしか糖質を摂取できません。これを踏まえて上記の数字を見てみると、1個で1食分を超えていることが分かります。

普通は間食をする分だけ食事の糖質を減らすという手段がとれるのですが、モンブランの場合は1食まるまる抜いたうえ、次の食事も糖質30g前後まで落とさなくてはなりません。

このことから、糖質制限中のモンブラン摂取はやや辛いと思われます。

モンブランの脂質はどのくらい？

次に材料別の脂質を見ていきましょう。

材料	脂質
薄力粉（10g）	0.2g
粉糖（11g）	0.0g
バター（11g）	9.1g
栗の甘露煮（55g）	0.2g
ホイップクリーム（13g）	5.0g
生クリーム（17g）	7.7g

これらの数字を合計することでモンブランの脂質が分かります。

• モンブランの脂質：22.2g/1個あたり

ゾロ目で非常に覚えやすい数値ですが、高いか低いかでいえば非常に高いほうです。主にクリームやバターが原因ですね。1食に摂取できる脂質は16～20gと言われますから、糖質と同じく1食分を優に超えています。1食まるまる抜いたうえで、次の食事も肉類などを控える、といった工夫が必要になりそうです。

脂質オーバーは肥満につながると言われますし、ダイエット中はあまりおすすめできないスイーツです。

ヘルシーなモンブランを作る

今回の説明から分かるように、モンブランをダイエット中に食べるのはやや辛いです。特に糖質や脂質が高く、大きな食事制限などが必要になってくるでしょう。

ただ、ダイエット中にもモンブランを食べたい方は予想以上に多いようで、ネット上には様々なヘルシーモンブランのレシピが掲載されています。たとえば、マロンペーストに豆腐を使用したり、クリームではなくヨーグルトを使用したり、バターの使用を抑えたり。中には簡単な工夫でカロリーや糖質量を抑えているレシピもありますので、料理のできる方はぜひチャレンジしてみてください。

あなたも誰かをダイエットレスキュー！