2018/02/15更新
みりんのカロリーや糖質が気になる!太る?痩せる?
みりんは主に煮物や照焼きなどの日本料理に用いる調味料です。見た目は黄色味のかかった液体で酢などに似ていますが、40~50%程度の糖分を含んでおり、料理に甘みを加える際に使用されます。ちなみに、語呂合わせで11月30日は「本みりんの日」です。
今回はそんなみりんのカロリー、糖質、脂質を紹介します。
みりんのカロリーは高め?太る?痩せる?
まずはみりんのカロリーから見ていきましょう。
種類 | カロリー(100gあたり) |
---|---|
みりん | 241kcal |
みりん風調味料 | 226kcal |
みりんには大きく2種類のものが存在します。というのも、本来のみりんには14%程度のアルコールが含まれるため、アルコール飲料として扱われます。アルコール飲料に酒税がかかるのはご存知の通りで、みりんも例外ではありません。
この酒税がかからないようアルコール度数を1%未満にしたのが、みりん風調味料です。つまり、みりん風調味料の方がお手軽な価格で購入できます。みりん風調味料との区別のために、一般的なみりんを「本みりん」と呼ぶこともあります。
そして、本みりんとみりん風調味料では製造方法が違うわけですから、カロリー量なども変わってきます。上記の表を見てもらえば分かるように本みりんの方が少しだけカロリーが高めです。
とはいえ、100gあたりにして15kcalの差ですから、みりんの使用量を考えれば微々たるものでしょう。どちらを使用するにしても大さじ1杯で40kcal程度はあります。使い過ぎにはくれぐれも注意してください。
みりんの糖質は?糖質制限ダイエット向き?
次にみりんの糖質を見ていきましょう。
種類 | 糖質(100gあたり) |
---|---|
みりん | 43.2g |
みりん風調味料 | 54.9g |
重さと同程度の糖質を持つ砂糖ほどではないものの、みりんは調味料の中でも糖質が高い部類です。大さじ1杯でも10g前後の糖質を持つため、使用量には気を配りたいところです。
日本料理の場合は一緒に砂糖や醤油などを用いることもあり、甘い味付けだと糖質が高くなりすぎてしまうかもしれません。
ちなみに、本みりんやみりん風調味料の糖質が高いのは製造法を知れば納得がいきます。本みりんの方はもち米や米麹に醸造用アルコールなどを加えて作り、みりん風調味料は水飴などの糖分やうま味調味料を混ぜ合わせて作ります。
つまり、本みりんはもち米などのせいで、みりん風調味料は水飴のせいで糖質が高くなるのです。どちらも高糖質な調味料に違いはありませんが、みりん風調味料は100gあたりの糖質量が本みりんを11.7gほど上回ります。
ですので、価格の問題からみりん風調味料を使用している方も、糖質を抑えるために本みりんへと切り替えるといいかもしれません。
みりんの脂質はどのくらい?
次にみりんの脂質を見ていきましょう。
種類 | 脂質(100gあたり) |
---|---|
みりん | 0.0g |
みりん風調味料 | 0.0g |
本みりんもみりん風調味料も脂質は含まれません。アルコール飲料はもちろんのこと、水飴なども脂質を含みませんし、脂質については特に気にすることなく利用できるでしょう。
また、みりんを用いる和食も脂質が低めの料理が多いです。ただ、脂質は不足してもよくないと言われています。煮物に入れる肉類などで適量を摂取するよう心がけましょう。
ヘルシーなみりんを作ろう
みりんはカロリーや糖質が高いため、ネット上ではヘルシーなみりんの作り方が考案されています。これは非常に簡単な方法で、カロリーや糖質のカットされた甘味料と日本酒を混ぜ、弱火で加熱して甘味料を溶かすだけです。
配分は甘味料1に対して日本酒2.5程度がいいようですね。これで糖質をグッと抑えられますし、カロリーもある程度は下がるかもしれません。ダイエット中だけどみりんを使いたいという方はぜひ試してみてください。
ちなみに、冷蔵庫で補完すると溶けた甘味料が結晶化してしまうようです。
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