アジフライは開いたアジに小麦粉や卵、パン粉をまぶして揚げるシンプルな料理。数ある揚げ物の中でも人気が高く、コンビニのレジ横で見かけることもあります。タルタルソースとの相性が良いことも有名でしょう。

今回はそんなアジフライのカロリー、糖質、脂質を紹介します。

アジフライのカロリーは高め？太る？痩せる？

アジフライはシンプルな揚げ物ですので、以下のような材料から作ることができます。

アジフライの材料	カロリー
アジ（70g）	85kcal
卵（10g）	15kcal
薄力粉（5g）	18kcal
パン粉（5g）	19kcal
サラダ油（10g）	92kcal

アジ70gはちょうど1尾分くらいだと考えてください。また、本来は塩コショウで下味をつけるものの、これらにはほとんどカロリーや糖質が含まれないため今回は除外してあります。

これらの材料からアジフライを作成すると、以下のようなカロリー量になるでしょう。

• アジフライのカロリー：229kcal/1尾あたり

材料の合計重量がちょうど100gですので、100gあたり229kcalと考えても問題ありません。カロリー目安としては成人男性の1食分が600～700kcalです。つまり、アジフライだと3尾分に相当します。

アジフライ3尾ならけっこうな食べ応えがあるものの、上記の数字は中農ソースやタルタルソースなど、味付けのことを考慮していません。そのため、実際は2尾の摂取が限度でしょう。

2尾+ご飯1杯だと700kcalを超えてしまうため、定食のようにご飯やスープ類を付けるなら1尾にするのがよさそうです。栄養バランス的に考えても、アジフライ1尾とご飯、キャベツなどの野菜類といった組み合わせがいいかもしれません。

カロリーがやや高めの料理ですので食べ過ぎないよう気を付けてください。

アジフライの糖質は？糖質制限ダイエット向き？

カロリーと同じ方法でアジフライの糖質も算出してみましょう。

アジフライの材料	糖質
アジ（70g）	0.1g
卵（10g）	0.0g
薄力粉（5g）	3.7g
パン粉（5g）	3.0g
サラダ油（10g）	0.0g

本来は卵も微量ながら糖質を含みますが、極々微量なため今回は0gとしてあります。これらの材料から作成したアジフライの糖質は以下のようになるでしょう。

• アジフライの糖質：6.8g/1尾あたり

幸いにもメインであるアジの糖質が低いことから、アジフライも糖質が低い状態を維持できています。ただ、材料の糖質から分かるように、薄力粉とパン粉は非常に高糖質です。これらが少し多く用いられるだけで糖質がさらに高くなることは覚えておきましょう。

低糖質な食品の基準は糖質5g以下ですが、スタンダード糖質制限なら1食あたり40gまで糖質を摂取できますので、十分に許容範囲でしょう。ご飯など主食系を我慢しておけば、5尾ほど食べても大丈夫なことになります。

アジフライの脂質はどのくらい？

脂質も同じ方法で算出してみましょう。

アジフライの材料	脂質
アジ（70g）	2.5g
卵（10g）	1.0g
薄力粉（5g）	0.1g
パン粉（5g）	0.3g
サラダ油（10g）	10.0g

皆さんもご存知のようにサラダ油は脂質が高い、というよりも脂質の塊です。とはいえ、アジをフライにするための必須アイテムですから、量を減らすのも難しいでしょう。

上記の材料から作成するアジフライは以下のような脂質量となります。

• アジフライの脂質：13.9g/1尾あたり

油の使用量が多いため、アジフライは1尾でも14g近い脂質を持ちます。1食分の脂質が16～20g前後ですので、1尾ならセーフではあるものの、今回の数字にはソース類の脂質が含まれていません。おそらく、タルタルソースをかければ16g以上、量によっては20gを超えてしまうでしょう。

アジフライの摂取で最も注意すべきは脂質量かもしれません。

タルタルソースに注意

アジフライと言えばタルタルソースをかけていただくのが定番なわけですが、タルタルソースは100gあたり250kcal以上もある高カロリーな調味料です。マヨネーズを中心としたソースですので、当然と言えば当然でしょう。

そのため、少しのかけすぎがカロリーオーバーに繋がりますし、マヨネーズがメインなことから脂質も高めです。あまりダイエットには向かない調味料ですので、使うにしても少量を心がけてください。

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