シチューは肉類や野菜などをソースで煮込んだ料理のことで、日本的にはビーフシチューとクリームシチューが有名です。見た目的に言えば、ライスを抜いたカレーのようですが、味は当然ながら別物です。シチューの場合はご飯ではなく主にパンと一緒にいただきます。

今回はそんなシチューのカロリー、糖質、脂質を紹介します。

シチューのカロリーは高め？太る？痩せる？

まずはシチューのカロリーから見ていきましょう。

シチューの種類	カロリー（100gあたり）
ビーフシチュー	111kcal
クリームシチュー	88kcal
ボルシチ	55kcal

上記はあくまでも目安のひとつですので、レシピによって前後することは把握しておいてください。また、日本ではスープとして認識されるボルシチですが、実はシチューの一種です。

上記の表から分かるようにビーフシチューは100gあたり111kcalもある高カロリーな料理です。1杯の重量が500gの場合、1杯で555kcalですからダイエット中の摂取には注意が必要でしょう。

500gのビーフシチュー1杯ならギリギリでカロリー制限の目安に収まると思いますが、冒頭で話したようにパンをセットにすることも多いわけですからカロリーオーバーが心配になってきます。名前の通り、牛肉がたっぷり使用されるので仕方無いと言えば仕方ないのかもしれません。

また、クリームシチューもややカロリーが高めで、パンとセットにすればやはりカロリーオーバーが危惧されます。これらに対してボルシチは比較的カロリーが低めです。ただ、レトルト食品の場合はカロリーが高くなるかもしれません。

シチューの糖質は？糖質制限ダイエット向き？

次にシチューの糖質を見ていきましょう。

シチューの種類	糖質（100gあたり）
ビーフシチュー	3.9g
クリームシチュー	3.8g
ボルシチ	1.9g

上記の表からシチュー類は糖質が低いと分かります。1杯がやや多めで500gあったとしても、糖質は20g以内に収まるでしょう。対して、スタンダード糖質制限の1食分は糖質40gまでです。

つまり、上記の通りならシチュー1kgの摂取もギリギリで大丈夫ということになります。ただ、ジャガイモや玉ねぎなど糖質がやや高めの食材が多く入ると、もう少しだけ糖質が高くなるかもしれません。

とはいえ、100gあたり10g以上など極端に糖質が高くなることは少ないと思われます。糖質制限中でメニューに困ったら、シチューを選択してみてはどうでしょうか。

ちなみに、シチューのルーは商品ごとに糖質量が違います。心配な方はきちんとパッケージの炭水化物量を確かめてから購入するようにしてください。

シチューの脂質はどのくらい？

次にシチューの脂質を見ていきましょう。

シチューの種類	脂質（100gあたり）
ビーフシチュー	7.4g
クリームシチュー	5.6g
ボルシチ	3.6g

シチューは牛肉や鶏肉などを用いますし、火を通す作業の時に油を使うこともありますから脂質は高くなりがちです。特に牛肉たっぷりのビーフシチューは100gの時点で7.4g。これが1杯500gなら脂質は37gにもなってしまいます。

成人女性だと1食に摂取できる脂質が16gくらいですから、2食分以上の脂質を摂取することに。男性も1食分が20gですから大幅な脂質オーバーです。クリームシチューやボルシチも量によっては脂質オーバーの原因になりますし、食べすぎにはくれぐれも気を付けてください。

シチューは工夫のしがいがある料理

おそらく、シチューのレシピは十人十色で家庭によってそれなりに変わると思われます。たとえば、クリームシチューにブロッコリーやかまぼこを入れる人もいますし、人によってはニンジンやジャガイモを入れません。

味付けも牛乳ではなく豆乳を使うなど工夫の幅は広いです。さて、何が言いたいかといえば、ダイエット中の方はシチューのレシピを工夫してカロリーや脂質を抑えればいい、ということです。

一例としては、ビーフシチューに使う牛肉の部位を赤みの多いもも肉やかた肉にする方法があります。これなら牛肉の量を減らさずにカロリーや脂質を抑えられるでしょう。また、クリームシチューなら鶏肉の皮を剥いでおくとカロリーが下がります。

最近はネット上にダイエット向けのレシピをアップしている方も大勢います。そういった方のレシピを参考にするのもいいでしょう。

あなたも誰かをダイエットレスキュー！