生春巻きはライスペーパーの上にサニーレタスや海老、にんじん、もやしなどの具材を乗せて畳んだ料理のこと。一般的な春巻きとは違い揚げることがないため、見た目は白く、中の具材が透けて見えるのが特徴です。

今回はそんな生春巻きのカロリー、糖質、脂質を考えていきましょう。

生春巻きのカロリーは高め？太る？痩せる？

ライスペーパーで具材を挟むのが生春巻きというのは冒頭で説明したとおりです。そして、生春巻きの場合は油で揚げることがありませんから、基本的には「ライスペーパーのカロリー+具材のカロリー+調味料のカロリー＝生春巻きのカロリー」となります。

まず、ライスペーパーは1枚あたり約42gでカロリーは63kcalほどとされています。

• ライスペーパーのカロリー：63kcal/1枚あたり

使用する具材はレシピによって異なりますが、代表的なものとしては以下のような感じでしょう。

生春巻きの具材	カロリー（100gあたり）
サニーレタス	16kcal
シバエビ	83kcal
にんじん	37kcal
もやし	14kcal

全体的にカロリーは低めです。シバエビが83kcal持つものの、ライスペーパー1個に対して使用する量は多くても20gや30g程度ですので、そこまで気にせずとも大丈夫です。

後は調味料ですが、こちらも1個に対して使用する量は少なめですので、おそらく全て合計しても100kcal前後でしょう。

• 生春巻きのカロリー：100kcal前後/1個あたり

もちろん、あくまでも一例であり、肉類やマヨネーズなどの使用があればカロリーは高くなるかもしれません。ただ、特に高カロリーな材料を使用せず、1個あたりが100kcal前後であればダイエット中でも口に出来ると思われます。もちろん、食べすぎには気を付けましょう。

生春巻きの糖質は？糖質制限ダイエット向き？

生春巻きの糖質でネックになるのはライスペーパーと言えるでしょう。ライスペーパーとは上新粉などから出来る、米をシート状にしたような存在ですから糖質は高めになります。

• ライスペーパーの糖質：14.4g/1枚あたり

つまり、生春巻きは最低でも1個あたり14.4gは糖質を持つことになります。加えて下記のような具材の糖質も加わります。

生春巻きの具材	糖質（100gあたり）
サニーレタス	1.2g
シバエビ	0.1g
にんじん	6.5g
もやし	1.3g

幸いにも具材の糖質は軒並み低いため、ボリュームたっぷりにしても糖質はそう増えません。むしろ、糖質制限中なら1個のライスペーパーに大量の具材を盛るべきでしょう。1個のボリュームがあれば、それだけライスペーパーの使用量を減らすことができます。

ここに調味料の糖質が加わると、生春巻きの糖質は1個あたり20g前後でしょうか。

• 生春巻きの糖質：20g前後/1個あたり

2個でスタンダード糖質制限1食分くらいですので、あまり糖質制限向けとは言えません。

生春巻きの脂質はどのくらい？

まず、ライスペーパーは1枚あたり0.1g程度しか脂質を含みません。

• ライスペーパーの脂質：0.1g/1枚あたり

加えて、生春巻きに使用する具材の脂質も低めです。

生春巻きの具材	脂質（100gあたり）
サニーレタス	0.2g
シバエビ	0.4g
にんじん	0.1g
もやし	0.1g

このように、生春巻きはとにかく低脂質な食品で構成されるため1個あたりの脂質量は1g前後でしょう。

• 生春巻きの脂質：1g前後/1個あたり

むしろ、1g以下もそう珍しくありません。ただ、使用する調味料によっては脂質が高くなることもあります。また、肉類を使った生春巻きは脂質の高い傾向にあるため、摂取量に注意が必要です。

調味料の使い過ぎに気を付けよう

生春巻きには以下のような調味料が使用されます。

生春巻きの調味料	カロリー	糖質	脂質
砂糖（大さじ1杯9g）	35kcal	8.9g	0.0g
醤油（大さじ1杯18g）	13kcal	1.8g	0.0g
酢（大さじ1杯15g）	4kcal	0.4g	0.0g

砂糖については大さじ1杯で35kcalと8.9gの糖質を含みます。これらの調味料を大量に使えば、生春巻きのカロリーや糖質は大幅に上昇してしまうでしょう。ライスペーパーや具材の味もありますし、ダイエット中はやや薄めの味付けくらいが良いと思われます。

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