ゼリーはゼラチンや寒天などに果物の果実や砂糖などを加えて作るスイーツのこと。水分量が多いことからプルプルとした食感が人気のデザートですが、カロリーや糖質はどの程度なのでしょうか。

今回はゼリーのカロリー、糖質、脂質を紹介します。

ゼリーのカロリーは高め？太る？痩せる？

ゼリーと一口に言ってもコーヒーゼリーやフルーツゼリー、ミルクゼリーなど様々な種類があります。今回はその中から代表的なものをピックアップしてみました。

ゼリーの種類	カロリー（100gあたり）
オレンジゼリー	89kcal
コーヒーゼリー	48kcal
ミルクゼリー	109kcal
ワインゼリー	66kcal

ゼリーは1カップ当たりの容量が100～150gくらいですので、上記のものなら全て200kcal以内に収まりそうです。これは、スイーツ全般で見れば確実に低カロリーな方と言えます。

たとえば、スイーツと言えば定番のケーキ類は1切れあたり300～400kcalほどありますし、焼き菓子類や和菓子も1個で200kcalを超えることが珍しくありません。

ゼリーのカロリーが低めな理由としては、他のお菓子と違って粉類やクリームを用いないのが大きいです。ケーキや焼き菓子などのカロリーが高くなるのは、小麦粉を大量に使う上、たっぷりとクリームを乗せることがあるからです。

対して、ゼリーに使う材料はゼラチンと水、そしてフルーツ果汁などの味付けくらいのものです。そのため、カロリーをほとんど含まないコーヒーを原材料とするコーヒーゼリーなら、100gあたり50kcal以下ですみます。ミルクをかけると少しだけカロリーが高くなるものの、100kcalを超えることはまずないでしょう。

このことから、ゼリーはカロリー制限をしている方におすすめのスイーツと言えます。ただし、クリームがかかったものなど、いかにもカロリーが高そうな商品は避けるようにしてください。

ゼリーの糖質は？糖質制限ダイエット向き？

次にゼリーの糖質を見ていきましょう。

ゼリーの種類	糖質（100gあたり）
オレンジゼリー	19.6g
コーヒーゼリー	10.4g
ミルクゼリー	14.4g
ワインゼリー	13.3g

糖質についてもケーキや焼き菓子に比べて確実に低い数字と言えるでしょう。ケーキは1切れで30～40gの糖質を含むことも珍しくなく、基本的に糖質制限中の摂取は禁止とされますが、ゼリーは糖質が高めのものを避け、摂取量も抑えておけば口にできます。

おすすめとしては、原材料のコーヒーがほとんど糖質を含まないコーヒーゼリーでしょうか。ただ、商品によってゼリーの糖質量は違うため、絶対にコーヒーゼリーなら安全とも言えません。

というのも、ゼリーはゼラチンと水意外に味付けとしてフルーツ果汁や砂糖が用いられます。フルーツ果汁を少しなら問題ありませんが、市販品の多くは砂糖がたっぷり加わっているため、原材料のわりには糖質が高いです。

たとえば、コーヒーゼリーもコーヒーとゼラチンはほぼ糖質を含まないわけですから、砂糖の使用量ひとつで糖質が大幅に変化するでしょう。自分で作るときは砂糖を少なめに、市販品を購入する際はパッケージの栄養成分表で炭水化物量をチェックしましょう。

ゼリーの脂質はどのくらい？

次にゼリーの脂質を見ていきましょう。

ゼリーの種類	脂質（100gあたり）
オレンジゼリー	0.1g
コーヒーゼリー	0.0g
ミルクゼリー	3.7g
ワインゼリー	0.0g

ゼラチンが100gあたり0.3gしか脂質を含まないうえ（ゼリー1個に使う量は2g程度）コーヒーやワインなどは脂質をほぼ含みません。また、フルーツもゼラチンと同程度の脂質量です。

これらのことから、ゼリーは基本的に脂質をほとんど含まないと考えて大丈夫ですが、ミルクゼリーなど原材料が脂質を含むものだけは例外です。とはいえ、極端に高脂質というわけでもありません。摂取量を間違えなければ脂質については気にせずとも平気でしょう。

ゼリーは自作でさらにヘルシー

もともとカロリーや糖質の低めなゼリーですが、カロリー・糖質のカットされた甘味料を用いて自作することで、さらにカロリーや糖質を抑えることができます。

糖質カットの甘味料で作るコーヒーゼリーなら、1人前で糖質1g以下も狙えるかもしれません。これなら、糖質制限中でも気兼ねなく食べることができます。他の料理にも活用できますし、ぜひ甘味料をひとつ用意してヘルシーなゼリー作りにチャレンジしてみてください。

あなたも誰かをダイエットレスキュー！