突然ですが、あなたの知っている桜餅はどのような形状ですか？実は桜餅には関東風と関西風の2種類があり、小麦粉などを用いた円筒型のものを関東風、道明寺粉を用いたぼたもち風のものを関西風と言います。つまり、桜餅の形状の認知で育った地方が分かるわけです。

今回はそんな桜餅のカロリー、糖質、脂質を紹介します。

桜餅のカロリーは高め？太る？痩せる？

冒頭で話したように、桜餅には小麦粉などを用いた関東風と、道明寺粉を用いた関西風が存在します。これらは材料が違うため、当然ながらカロリー量が異なりますので、それぞれの数字を見比べてみましょう。

桜餅の種類	カロリー（100gあたり）
桜餅（関東風）	239kcal
桜餅（関西風）	200kcal

食品成分表によれば、関東風の方が関西風よりも少しだけカロリーが高いことになっています。これは餡子と皮の割合の問題でしょう。レシピによって異なるとは思いますが、基本的に関東風の方が餡子の割合が多いため、関西風よりも少しだけカロリーが高くなります。

1個あたりの重量は両者とも50g前後ですので、1個あたりだと関東風が120kcal、関西風が100kcalです。カロリー制限の目安次第ではありますが、1個程度の摂取なら許容範囲内と言えるでしょう。ただ、サイズが大きめの商品には注意しましょう。

ちなみに、道明寺粉と小麦粉のカロリー量はほぼ同じです。そのため、皮と餡子の割合が同じであれば、関東風も関西風もほぼカロリーに違いはないでしょう。

桜餅の糖質は？糖質制限ダイエット向き？

次に桜餅の糖質を見ていきましょう。

桜餅の種類	糖質（100gあたり）
桜餅（関東風）	51.6g
桜餅（関西風）	44.4g

糖質についても関西風の方が少しだけ低い数字です。これは、先ほどと同じく餡子の量の問題でしょう。道明寺粉と小麦粉の糖質は変わらない、というよりも道明寺粉の方が少し高いくらいですから、皮と餡子の割合が同じであれば関西風の方が高糖質かもしれません。

1個あたりが50gだと糖質は関東風が25.8g、関西風が22.2gです。対して、スタンダード糖質制限の1食分が糖質40gと言えば、桜餅が糖質制限に向かないのは分かるでしょう。もちろん、桜餅1個で満腹という方なら糖質制限に用いても構いません。

しかし、普通は小腹がすいた時の間食などに用いるもので、これとは別に食事の糖質を摂取することになります。しかし、桜餅プラス食事の糖質では、よほど工夫しない限り40gを簡単に超えてしまうでしょう。

そもそも、桜餅に使われる小麦粉や道明寺粉、そして餡子は糖質が高すぎます。それらを組み合わせたお菓子が糖質制限向けになるはずもありません。

桜餅の脂質はどのくらい？

次に桜餅の脂質を見ていきましょう。

桜餅の種類	脂質（100gあたり）
桜餅（関東風）	0.4g
桜餅（関西風）	0.2g

脂質も関西風の方が低く、関東風は関西風の2倍ほどありますが、どちらも低脂質ですので特に問題はありません。0.2gと0.4gでは、どんぐりの背比べといったところでしょう。

脂質をほとんど含まない理由は単純に小麦粉や道明寺粉、そして餡子の脂質が低いためです。桜餅など和菓子の場合、洋菓子と違ってクリームやバターをほとんど用いないのもポイントでしょう。

ただ、一応はクリームを使った桜餅も存在するようです。これについては脂質が高い可能性もあります。

桜餅を食べる時の注意点

桜餅はカロリーや糖質が高めのお菓子ですので、くれぐれも食べ過ぎないようにしてください。なるべくサイズの小さな商品を選び、食べるにしても1日1個を限度としておきましょう。

また、糖質制限中はなるべく避けるのが無難です。どうしても食べたい場合は、大豆粉やキヌアなどを用いて低糖質な桜餅を自作してください。

ちなみに、桜餅の葉っぱについては食べても大丈夫なようですが、消化に良くないなどの意見もあるため、残す方がいいのかもしれません。

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