海藻はわかめや昆布、海苔などの総称。今や私たちの生活には必須ともいえる存在であり、おにぎりや味噌汁、おでんなど様々な日本料理に使用されています。また、海藻と言えば髪に良い影響を与えることでも知られていますね。薄毛のキャラが海藻を率先して食べるシーンはお決まりとも言えるでしょう。今回はそんな海藻のカロリーや糖質についてです。

海藻のカロリーは高め？太る？痩せる？

海藻と一口に言っても様々な種類が存在しますので、今回は分かりやすく表にしてみましょう。

海藻の種類	カロリー（100gあたり）
わかめ	117kcal
昆布	140kcal
ひじき	139kcal
海苔	188kcal

これらの海藻は乾燥した状態のため、ややカロリーが高めですね。ただ、わかめや昆布、ひじきは水分を吸った状態で利用しますので、実際は重さに対するカロリーがもう少し低めです。海苔については水で戻すことがないものの、1枚あたりの重量が3g程度しかないため、実際は1枚あたり10kcal以下ですね。

そのため、海藻類は総じて低カロリーな傾向にあると言えるでしょう。料理をする方ならご存知のように、わかめはちょっとの量が大ボリュームになりますからね。1パックの容量が30g前後ですので、1回に使う量は数g程度。カロリーにすれば10kcalあるかないかくらいでしょう。

ちなみに、乾燥していない状態の海藻類のカロリーを見ると、いかに低カロリーな食品かさらに分かります。

海藻の種類	カロリー（100gあたり）
もずく	4kcal
めかぶ	11kcal
茎わかめ	15kcal

桁が間違っているのでは、と疑うくらいにどれも低カロリーですね。もずくについては100gあたり4kcalしかありません。

海藻の糖質は？糖質制限ダイエット向き？

カロリーの次は糖質の量も確認しておきましょう。まずは、乾燥した海藻類から見てみると、以下のようになります。

海藻の種類	糖質（100gあたり）
わかめ	8.6g
昆布	21.7g
ひじき	12.9g
海苔	8.3g

昆布とひじきがやや高めではあるものの、先ほど言ったように乾燥した状態ですので実際の糖質量はもう少し低いと考えられるでしょう。たとえば、ひじきの煮物1人前に使用される、ひじきの量は10g無いくらいです。つまり、糖質的には1.2g前後。これなら糖質制限中でも問題ありませんね。ただ、ひじきの煮物の場合は砂糖などが多めに用いられるため、糖質が高めになりがちです。

乾燥していない海藻の糖質については以下のような数字です。

海藻の種類	糖質（100gあたり）
もずく	0g
めかぶ	0g
茎わかめ	0.4g

めずくとめかぶについては、まさかの0gです。2つとも炭水化物自体は含まれるのですが、同量の食物繊維が含まれることから糖質は0gとなります。

海藻の脂質はどのくらい？

海藻は脂質も低い食品です。

海藻の種類	脂質（100gあたり）
わかめ	1.6g
昆布	1.5g
ひじき	1.3g
海苔	3.7g

乾燥した状態でありながら全体的に脂質2g以下。海苔に関しても5g以下ですので、十分に低糖質と言えます。おそらく、実際に海藻で摂取する脂質は1食あたり1g以下かと。脂質が気になる方でも安心して摂取できる食品と言えそうです。また、もずくやめかぶの脂質は以下のようになります。

海藻の種類	脂質（100gあたり）
もずく	0.1g
めかぶ	0.6g
茎わかめ	0.3g

糖質の0gを見た後だとやや高く見えそうですが、それは感覚が狂っているだけであり、100gあたり1g以下は十分に低脂質。こちらも脂質を気にせず摂取できると言えるでしょう。

海藻を上手くとりいれよう

本ページで紹介した表から分かるように、海藻はどれも非常に低カロリー、低糖質、低脂質な食品です。言ってしまえば、これ以上ないくらいにダイエット向けと言えるでしょう。ただ、さすがに海藻だけでは栄養バランスが偏ってしまいますので、他の野菜類や肉類などとバランスよく食べるようにしてくださいね。

また、煮物には注意。先ほど少し触れましたが、ひじきや昆布を使った煮物は甘めの味付けをすることが多く、砂糖が使用されがちです。そうなると、カロリーや糖質が高くなってしまうこともありますので、なるべくサラダなどヘルシーな状態でいただきましょう。そして、サラダにする時はマヨネーズやドレッシングの使用を控えめにしてください。

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