社会人や学生さんで、朝遅くまで寝ていたいという人は、朝ごはんに玄米フレークを食べている人も多いかと思います。シリアルの中でも健康志向の食品に思えますし、ダイエット効果も期待しているのではないでしょうか？でも玄米フレークは本当にダイエット向きなのでしょうか？

ここではそんな玄米フレークのカロリーや糖質をご紹介しながら、玄米フレークにダイエット効果があるのかどうかについて説明します。

玄米フレークのカロリーは高め？太る？痩せる？

それではまず、玄米フレークのカロリーについて見ていきましょう。同じ玄米シリーズの玄米フレークきなこ黒糖と玄米グラノラのカロリーも一緒にご紹介します。

種類	カロリー（1食あたり）
玄米フレーク（40g）	151kcal
玄米フレーク きなこ黒糖（40g）	154kcal
玄米グラノラ（40g）	167kcal

玄米フレーク1人前40gに含まれるカロリーは151kcalです。思ったよりも少ないと感じた人も多いかと思います。女性が1食で摂取するカロリーの目安が583kcalですので、むしろカロリー不足が気になるくらい低カロリーです。その他の玄米シリーズも同様にカロリーは低めです。

とはいえ、玄米フレークだけを食べる人はあまりいないかと思います。200gのヨーグルトに合わせるなら、約120kcalプラスされますので271kcalです。これでもまだまだカロリー不足ですので、ダイエット中とはいえ、もう少しカロリーを摂って、無理のないダイエットを行いましょう。

玄米フレークの糖質は？糖質制限ダイエット向き？

次に玄米フレークの糖質についても見ていきましょう。玄米フレークは食物繊維が多く含まれているはずですが、食物繊維量も糖質量も公表していませんので、ここでは簡易的に炭水化物量を糖質量としてご紹介します。

種類	糖質（1食あたり）
玄米フレーク（40g）	33.9g
玄米フレーク きなこ黒糖（40g）	34.0g
玄米グラノラ（40g）	30.7g

玄米フレークとそのシリーズに含まれる糖質量は30.7～34.0gです。スタンダードな糖質制限をする場合、1食で摂取していい糖質量は40gまでです。玄米フレークの糖質量はそれ以下ですので、許容範囲内には収まっています。

ただし、糖質制限中はお米をNGとするのが基本的な考え方です。シリアルになっているとはいえ、玄米はお米ですので、基本的には糖質制限には向いていません。一緒に食べるものがかなり制約されますので、毎日食べるのはあまりおすすめできません。

玄米フレークの脂質はどれくらい？

ダイエットをしている人はカロリーや糖質だけでなく、脂質も気になりますよね。玄米フレークにはどれくらいの脂質が含まれているのでしょう。

種類	脂質（1食あたり）
玄米フレーク（40g）	0.4〜1.2g
玄米フレーク きなこ黒糖（40g）	0.4〜1.2g
玄米グラノラ（40g）	3.9g

玄米フレーク40gに含まれている脂質は0.4～1.2gで、玄米グラノラは3.9gです。女性が1食で摂取する脂質の目安は16.2gですので、いずれも食事での摂取量だと考えれば、まったく問題ありません。むしろカロリー同様に不足しすぎる可能性があります。

脂質は少なすぎても体によくありません。16.2g以上摂取するのは避けるべきですが、それに近い値は健康のために摂っておきたいところです。玄米フレークを食べるときには、他の食品で脂質を補うようにしましょう。

玄米フレークとコーンフレークはどちらがダイエット向き？

玄米フレークは糖質制限でなければ、ダイエットに適しているという結果になりましたが、同じ人気のシリアルであるコーンフレークと比べると、どちらがダイエットに適しているのでしょう？

種類	カロリー	糖質	脂質
玄米フレーク（40g）	151kcal	33.9g	0.4〜1.2g
コーンフレーク（40g）	151kcal	34.8g	0.1g

同じ量ですと、カロリーも糖質量も脂質もそれほど変わりません。コーンフレークよりも玄米フレークのほうが食物繊維を多く含んでいるため、糖質が少なくなりますが、それでもいずれも糖質制限には適していないことには違いありません。

脂質もコーンフレークが0.1gとかなり少なめですが、すでに説明しましたように、脂質はある一定量は摂取しなくてはいけません。コーンフレークでも玄米フレークでも脂質は別の食品で補う必要があります。

いずれの値もそれほど変わりませんので、ダイエット効果は基本的には変わりません。ダイエットをしている人は、好みで選ぶようにしましょう。

あなたも誰かをダイエットレスキュー！