麻婆豆腐は四川料理の代表的な存在。豆腐や挽き肉、ネギなどのシンプルな材料から構成される料理ですが、意外にも奥が深く、初心者が挑戦すると思うような味にならないこともしばしば。そのためか、最近は簡単に美味しい麻婆豆腐が作られる素も販売されていますね。豆腐を用意するだけで本格麻婆豆腐がいただけるため、料理が苦手な方にぴったりです。今回はそんな麻婆豆腐のカロリーや糖質を紹介します。

麻婆豆腐のカロリーは高め？太る？痩せる？

まずは麻婆豆腐のカロリーを見ていきましょう。

• 麻婆豆腐のカロリー：133kcal/100gあたり

チャーハンや餃子といった、中華料理店でよく見かける料理に比べればやや低めのカロリー量でしょうか。豆腐を主軸に置くわりには高カロリーという見方もできますが、挽き肉もけっこうな量を使うので仕方ないですね。1人前だと250g前後になるため、1人前のカロリーは333kcalほど。一般的なカロリー摂取量の半分程度ですので、大盛りなどにしなければダイエット中でも食べることができそうです。

ちなみに、各材料のカロリーは以下のようになります。

材料	カロリー（100gあたり）
木綿豆腐	72kcal
牛挽き肉	224kcal
ねぎ	28kcal
しょうが	30kcal

こうしてみると、牛挽き肉が圧倒的に高カロリーと分かりますね。実際、麻婆豆腐のカロリーの半分程度は牛挽き肉が持っています。それでいて、使用量は豆腐の3分の1以下なのですから、いかに牛挽き肉が高カロリーか分かります。

つまり、牛挽き肉の使用量を抑えることで麻婆豆腐のカロリーを抑えることができます。ねぎやしょうがなどの野菜類については少し多めに使っても問題ないでしょう。ただ、しょうがの辛味が食欲を増進させてしまう恐れもありますので、しょうがを多めに入れるなら食べ過ぎに注意してください。

麻婆豆腐の糖質は？糖質制限ダイエット向き？

次に麻婆豆腐の糖質を見ていきましょう。

• 麻婆豆腐の糖質：3.4g/100gあたり

麻婆豆腐は豆腐や肉類で構成されるため糖質については低めです。糖質が高くなる可能性としては砂糖の大量投入などでしょうか。とはいえ、麻婆豆腐に使う砂糖の量は基本的に1gか2g程度だと思います。

麻婆豆腐の糖質が低い理由は各材料の糖質を見てみれば一目瞭然でしょう。

材料	糖質（100gあたり）
木綿豆腐	1.2g
牛挽き肉	0.5g
ねぎ	5g
しょうが	4.5g

このように、メインとなる食材はどれも低糖質です。特にダブル主人公とも言える木綿豆腐と牛挽き肉が超低糖質。これなら、麻婆豆腐の糖質が低いのも納得ですね。肉類はダイエットに向かないと思われがちですが、糖質が低いことから糖質制限ダイエットには適した食材です。カロリー制限で肉類を食べられないのが辛いと感じるなら、糖質制限ダイエットにシフトするのもいいでしょう。

麻婆豆腐の脂質はどのくらい？

次に麻婆豆腐の脂質を見ていきましょう。

• 麻婆豆腐の脂質：9.1g/100gあたり

カロリーが決して高くなく、糖質は低めだった麻婆豆腐ですが、残念ながら脂質は高いと言わざるえません。麻婆豆腐1人前は250g前後ありますので、1人前の脂質量は22.8gほどです。対して、1食の脂質摂取量の目安は16～20g前後と言われています。そのため、麻婆豆腐1人前を平らげてしまえば脂質オーバーから肥満につながる恐れも。また、調味料の量によってはさらに高脂質になることも考えられます。

材料	脂質（100gあたり）
木綿豆腐	4.2g
牛挽き肉	15.1g
ラー油	99.8g

牛挽き肉も十分に高脂質であり、使用量によって麻婆豆腐の脂質を大きく左右しますが、それ以上に注意したいのがラー油です。ラー油は辛味が強いことから少量しか使いませんが、ほぼ脂質の塊ですので少量でも危険。下手をすれば、ラー油だけで脂質が10g近くなってしまうこともありえます。

麻婆丼などは糖質が高くなる

さて、麻婆豆腐は全体的に低糖質な材料で構成されるため、糖質制限ダイエットにはぴったりです。ただ、麻婆丼になると話は別。あれはご飯が大量に含まれることから、糖質が1人前で70gや80gを超えることも珍しくありません。糖質制限向けなのはあくまでも麻婆豆腐だということをきちんと把握しておきましょう。

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