ハムカツは衣をつけた薄切りのハムを油で揚げたシンプルな料理のこと。主に総菜屋やスーパーで販売される他、レストランで提供されることもあります。また、最近だとコンビニレジ横のファストフードにもラインナップされています。

今回はそんなハムカツのカロリー、糖質、脂質を紹介しましょう。

ハムカツのカロリーは高め？太る？痩せる？

ハムカツは非常にシンプルな材料から構成されます。今回は材料ごとのカロリーからハムカツのカロリーを算出してみましょう。

ハムカツの材料	カロリー
ハム（50g）	98kcal
薄力粉（2g）	7kcal
パン粉（2g）	7kcal
卵（2g）	3kcal
サラダ油（5g）	46kcal

ハムのサイズが小さいこともあり、ハムカツ1個に使われる衣の分量は少なめです。そのため、あくまでも一例ではありますが、上記のように薄力粉やパン粉などの使用量は少なめでしょう。

これらの材料からハムカツ1個のカロリーを算出すると以下のようになります。

• ハムカツのカロリー：161kcal/1個あたり

揚げ物にしては低めのカロリー量にも見えますが、ハムカツは1個あたりが60g程度しかありません。そのため、コロッケやトンカツなどに比べれば自然とカロリー量は下がるでしょう。

後は、これをいくつ食べるか。1個の摂取ならカロリー制限中でも問題ありませんが、2個以上になるとカロリーオーバーが心配になってきます。もちろん、ハムカツだけなら2個や3個でも大丈夫なものの、普通はご飯や他のおかずと一緒に摂取しますからね。

サンドイッチにしてもパンのカロリーが高めですし、カロリー制限中ならハムカツの摂取量は控えめにしておきましょう。

ハムカツの糖質は？糖質制限ダイエット向き？

カロリーと同じ方法でハムカツの糖質を算出してみましょう。

ハムカツの材料	糖質
ハム（50g）	0.7g
薄力粉（2g）	1.5g
パン粉（2g）	1.2g
卵（2g）	0.0g
サラダ油（5g）	0.0g

ハムは肉類ですから50g使っても糖質は0.7g程度です。逆に薄力粉やパン粉はたった2gの使用量でありながら、ハムの糖質を大きく上回ります。これらの材料からハムカツの糖質を計算すると以下のようになります。

• ハムカツの糖質：3.4g/1個あたり

今回のレシピだと薄力粉やパン粉の使用量が少なめですので、ハムカツの糖質はかなり低めです。スタンダード糖質制限の1食分が40gですから、10個ほど食べてもまだ余裕があります。

ただ、薄力粉やパン粉の量。つまり衣の量によっては糖質が上記より高くなることもあるでしょう。また、上記の数字はソースなどの糖質を加味していません。揚げ物に用いる中農ソースは100gあたり29.8gと、意外に高糖質ですので気を付けてください。

ハムカツの脂質はどのくらい？

カロリーと同じ方法で脂質も算出してみましょう。

ハムカツの材料	脂質
ハム（50g）	7.0g
薄力粉（2g）	0.0g
パン粉（2g）	0.1g
卵（2g）	0.2g
サラダ油（5g）	5.0g

本来は薄力粉も脂質を含みますが、使用量の問題から0.1g以下ですので今回は0gとしています。これらの材料からハムカツの脂質を計算すると以下のようになるでしょう。

• ハムカツの脂質：12.3g/1個あたり

ハムカツの場合、まずハムの脂質が高めですし、サラダ油については重さと同じだけの脂質を含みます。そのため、サイズが小さいながら1個で12.3gもの脂質を持つのです。1食分の目安が16～20gというのを考えれば、一応は脂質制限中でも食べられるものの、ハムカツは2個くらいセットにすることも普通です。

しかし、2個目に手を出せば脂質オーバーの可能性が高いでしょう。ハムカツも揚げ物ですから脂質は高めだと覚えておいてください。

揚げないハムカツもある

ハムカツと言えばたっぷりの油で揚げるイメージですが、数あるレシピの中には揚げないものもあります。具体的に言えば、フライパンを用いて焼きます。この時、使用する油の量を少なめにしておけば、普通に揚げるよりもカロリーや脂質を下げることができるでしょう。

しかも、油跳ねも怖くないという特典つきです。カロリーを抑えたい方はもちろんのこと、揚げ物が苦手という方もチャレンジしてみてはどうでしょうか。

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